采薪憂記(あとがき版)

過去病気記録アーカイブとその後記

ゆく年くる年ご報告(手術年からかぞえて15年目)

あけましておめでとうございます。誰も見てないと思いますが、一応更新しておきます。手術から15年も経ってしまいました。感慨深い。

 

このままそっと生きていけるといいかなとも思いますが、やはり寄る年波に勝てず、とくにお年頃な感じの身体のざらつきとごわつきにやれやれと思いながら付き合いつつ、しかもまた田舎へ異動(出戻り)しちゃって責任だけが重くなり、かつなにやら微妙に原稿のプレッシャーあり、すかっとさわやか青空のよーな正月を迎えられず忸怩たる思いでいっぱいです。

昨年とは言えば、春先にまた左足を折ったのでたいへんでした。左足だけ5回目の出場です。さすがに世界新記録ではないかと思います。今回は駅の階段を踏み外して足の甲あたりをビキっと折りました。歩いている間にみるみる腫れだし、これまでの多数経験から「こりゃアレだわ」とすぐに認識。出勤中だったので職場近くの整形外科へよろよろ受診したらば、「治りにくいんですよココ、手術どうですか」と熱心に勧められ、すごすご自宅近所の大病院整形外科へ転院です。

 

私「あのー手術したほうがいいって最初のセンセが」

ベテラン足専門先生「いやーこれ大丈夫だよこのままほっとけ」

私「えー」

 

楽なほうに流されたいタイプですので、そのまま放っておきましたら、たしかに完治しました。よかったよかった。ただ時間が結構かかったので、松葉杖を借りっぱなしにしている間に「もうそれ返さなくていいから買い取って」と言われ、My松葉杖が爆誕いたしました。松葉杖(アルミ製通常タイプ)をちゃんと所有している人間、そうそうはいないものと思われます。これでもう、いつ足を折っても安心です。夫はもうあきれてものもいいません。

 

さて恒例の電子まんが祭り、もう通年年がら年中開催中なのですが、年末に懐かしいタイトルを購入しました。佐藤史生「ワン・ゼロ」全4巻です。私が中学生→高校生の時に雑誌連載していたので、リアルタイム購読していたものの、当然当時はただの意識高い(ふりをしたい)思春期バカなので、ちょっとよく理解できないところがあって、それが記憶に残っていたのか、佐藤史生ワールド好き好きっ子なのにもかかわらず、いままでなぜかこれだけ買ってなかったんですよ。で、思い立って30ウン年ぶりに読んでみたら、うん、やっぱおもしれえわ。年はとってみるもんですな。インド仏教&土着神々がなぜか90年代世紀末日本(未来)でAIからめて戦うっつうそんじょそこらの作家では思いつかないプロット。家の中ルンバちゃん走ってるし。最後ちょっと急ぎすぎか、とか思わないでもないけど。80年代の少女漫画SFは熱かったな。

土着神はいいぞ。由来のわからん、そのへんでまつられてる謎の神様群に幸あれ。

 

ではまた来年。生きてたら。