采薪憂記(あとがき版)

過去病気記録アーカイブとその後記

ゆく年くる年ご報告(数え方がよくわからなくなったので、手術年からかぞえて14年目)

あけましておめでとうございます。年一更新となっているこちらのブログですが、夫がはよ更新せえとゆうもんですから更新します。お元気ですか。だいぶ時代も過ぎゆきまして、もうあの恐怖(?)の日々から14年もたってしまいました。その間にあんなことやこんなことやそんなことが盛りだくさん勃発してたなあと遠い目をしているところです。昨年もけっこういろんなことが起きてました。せっかくだからひとつ報告しときますわ。

 

毎年3月に婦人科の定期健診を受けることにしておりますので、恒例、某市ヶ谷の検診場所に行って受けたわけですよ。で、数週間後。封書が届きました。

 「ひだりむねに なんかあるから けんさしろ」

うううっ。なんかあるんですか。じゃあ粛々とお検査にいきましょう。某大病院にレッツゴー。電話したら、あっさり診察予約とれました。せっかくさよならしたと思ったのに、また逆戻りですよ。がっかりです。

 

4月某日。ひさびさの大病院、システムが変わってます。あたらしい診察室で、あたらしい担当医です。10年ちょっとお世話になった前先生はいま出向中だかなんだかでいません。新先生は「ああ前先生が担当されてましたか~」とにこやかです。新先生、レシピじゃねえや、カルテを見て「うーん、よくわかんないから再検査ですね~」といって3日後に検査予約をぶち込んでくれました。お決まりのマンモと超音波です。はやーい。で、結果なんか検査2日後に教えてくれるそうです。はやーい(2回目)。

 

さっそく検査して結果開示当日。

 新先生「うーん。あるような、ないような」

 わたし「せんせえッ!!」

 新先生「じゃあ半年後もう一回検査、経過観察ですな~」

 わたし「せんせえッ!!」

とりあえず延命したので、お検査予約を入れまして、10月まで忘れて暮らすことになりました。

 

10月某日。おなじみ検査を済ませて結果開示です。

 新先生「左胸はなんもなかったよん」

 わたし「せんせえッ!!それじゃあ!」

 新先生「けどさあ、右胸になんかあるんだよね~」

 わたし「せせせせせせんせえッ!!」

 新先生「ま、わかんないけど、とりあえずMRIだね」

 わたし「右胸でなんかあったら、それは原発・・・?」

 新先生「そですね」※乳がんは片方に転移しないらしい

 

ああそうですか、なんかあったらまたアレの繰り返しですか。

 

 新先生「いやもしそうだったとしたらあなた超ラッキーですよ、だってついでに見つかったんですよこのタイミングでこいつはすごいことですよ」

 わたし「せんせい、それ慰めてますかね…」

 

翌週。大病院のMRI予約が取れなかったので、大病院にほど近い専門センターにぶち込まれました。はやーい。ひさしぶりにMRIやりましたけど、胸の場合って両手上げてうつぶせでの実施なんですよ。あの姿勢で微動だにせず20分。ちょうツライ。とてもツライ。痛くはないけどもう二度とやりたくない。

 

さて2日後が結果開示日。はやーい。10月は検査だの結果だので仕事もお休みしまくりです。でもまあ、しょうがないので、とぼとぼ開示されにいきます。心は不安でいっぱいです。だってまたアレかもしれないんですから。

 

 新先生「じゃじゃーん。だいじょうぶでした~。なんもなかったよーん」

 わたし「へなへなへな」

 新先生「よかったねえ。普通の検診にもどっていいよ。なんかあったらまたきてね」

 わたし「せんせえッ…!(涙目)」

 

 だいぶ心に波風がたった2021年でしたが、結果的にはなんとかもちこたえ、かつ、新先生はいい先生でした。3月にまた検診に行きますが、今後も平和であることを心から祈りたいです。

 

あ、ほかに昨年の主なトピックとはいえば、11年ぶりの新車購入(プリウちゅくん引退→アクアちゃん登場)でしょうか。なお1か月もたたないうちにガガガガガと傷つけております。前といっしょです。昨年のまんが祭りのイチオシは、服部昇大「邦キチ!映子さん」でした。年末の大人買いは、ちょっと前に完結した、よしながふみ「大奥」です。いずれも電子だヒャッフー。とゆうわけで、ことしもよろしくお願いします。