采薪憂記(あとがき版)

過去病気記録アーカイブとその後記

ゆく年くる年ご報告(7巡目)

やあやあ全国数人のおともだちの皆様こんにちは。今年も恒例のご挨拶時期がやってまいりました。あけましておめでとうございました。いかがお過ごしでしょうか。大過ないことを祈念してやみません。

muthosyosさんといえば、昨年1月末の耳下腺腫瘍手術を無事に乗り越え、3月にドキドキの結果報告を受けたわけです。昨年報告時点では悪か良かの判定はついておりませんでしたが、結果は良性。いやいやほっとしました。腫瘍名は「わるちん腫瘍(Warthin's tumor)」といいます。名前はとてもワルそうですが良い子です。しかし、中高年(50代以上)喫煙男性に多発するとのこと。なぜ男性でも(まだ)50代でも喫煙者でもない私の左耳後ろにこのオヤジ好き腫瘍がとりついたのかはいまだ皆目不明です。きっとオヤジ臭がしたんでしょうねえ。まあともあれ、しばらくすると手術の傷も癒えまして(でも耳たぶに麻痺が残った)、とりあえず平和な日常がもどりました。めでたしめでたし。

3月には乳がんの9年目検査もありました。こちらもとくに異常なし。2018年で祝!手術10周年となりますので、これでもう毎年の全身検査とはおさらばヒャッホーかと思いきや、主治医から「アンタ初発時期が早かったからねえ、これから好発世代に入るわけだし、こりゃもうしばらくずーっと検査続けてもらうからねん」的な発言をいただいてしまい、すごすご翌年予約をして帰りました。まあ、年一のこととはいえ、注意するに越したことはないということなんすかね。あーあ。

そんなこんなのてんやわんや状況で、3年越しの頼まれ大型原稿執筆がいよいよ追い込まれたため、病気療養を言い訳にした休暇中に原稿をこねくりまわし、ぜいぜいいいながら3月末に脱稿。その後校正事業や索引作成に忙殺され、7月にようやく業界ニッチな某本を刊行(ほんやさんにはありません)。あーおわったおわった。

8月、こんどは何となく更年期が気になって受診した近所の婦人科やさんにて、「アンタ、頸管ポリープできてるからとっちまうよ今スグ」「ぼええええええええ」というえげつない出来事なども経て、忙しく普通に働いて時は12月末。友人宅で楽しく忘年会など開催し、今年も無事にくれゆこうかとゆーまさにその時。私のスリッパが階段一段目をツルっとスリップし、ひとんちの階段を尻で滑り落ちる事件が発生。うん、2017年ぶっちぎりでいちばんいたかった(当社比)。手術?あれ麻酔だからねえ、たいして痛くないんだわ。ははは。で、左臀部打撲につき全治二週間(自称)。あれだけの全身体重込めた尻ジャンプだったにもかかわらず、尻のほねは折れない。丈夫。しかしいてえ。翌日、りっぱに四角いアザが発生しました 。


とゆうわけで、波乱万丈に暮れていった2017年ですが、2018年はもっと平和な年でありますよう。。。 
あと、夫も元気です。

ゆく年くる年ご報告(6巡目)

いまだmuthosyosさんを覚えていらっしゃる奇特な読者の皆様(推定3~5名)、いまさらですがあけましておめでとうございます。もはや2月です。でもちょうど旧正月ですね。
「もしかしたらこいつ死んだんじゃないか」的疑惑が1%くらいはみなさまの胸をよぎったかもしれませんが、幸いなことに、まあそこそこやってます。夫もインフルエンザにかかりましたが、あいかわらずです。

ちなみに1月はなにやってたかといいますと、死んではいなかったのですが、3時間くらい全身麻酔で気絶してました。あ、はい、手術です。乳がんじゃないです。耳の後ろに腫瘍ができたのでございます(耳下腺腫瘍)。ずいぶん前から耳の後ろにデキモノがあることに気づいてはいて、実害がないのでしばらく放っておいたんですが、昨年10月に会社の健康診断時の担当医に「コレなんすかね?」と相談したら、即時耳鼻咽喉科への紹介状が発行され、おなじみの大学病院にぶちこまれたというわけです。で、担当のお医者さん曰く「いまのところ良性疑いで、ほっといても死なないけど、ほっとくと悪性化する可能性が高いので、さっさと手術してとらないといかんですな」。あれよあれよというまに検査がすすみ、入院し、手術し、退院したのが昨日。入院も手術もベテランなので(うれしくない)、たいへんスムースに終了いたしました。

おなじみの病院で別科にかかることは、カルテが共有されるので悪くないと思いました。いちいち過去経緯を説明しなくても病院側で勝手にいろいろ解釈してくれますんで、たいへん便利です。次に乳腺の医者(9年目)にかかる時も、たぶん乳腺医者側は知らない間にいろんなことが起こっていてそりゃービックリ仰天でしょうが、こちらから説明することは少なくて済みます。

とりだしたブツの病理検査が済むのが2週間後くらい、そこで悪性細胞がみつからなければこの件はこれで終わり。見つかったとしたら原発2発目ってことで(転移ではない)、よくよくできものに好かれる人生なのでしょう。2008年時と異なり、世の中はデジタル化が進んでおりますので、手術時の写真なんかも見せてもらえました。もちろんとりだしたブツの解像度高めな写真(グロ)もです。きゃいきゃい喜んでいる患者(私)の隣で、執刀医のおねいちゃん(チーム医療手術実績年間100件程度)は、「こういう写真ってなぜか女性しかみたがらないんですよ」とぼそりとつぶやきました。女性にもダメな人はいるでしょうし、男性でも大丈夫な人はわんさかいるでしょうし、そもそもジェンダーはあんまり気にしない私ですが、少なくともうちの夫がはげしく尻込みするのを見てきたので、やや納得せざるを得なかったりします。医者ってゆう職業は、もしかしたら女性に向いてんじゃないですかね。

ご報告は入院手術に終始してしまいましたが、ほかのとこはあんまり変わらず、平和なサラリーマン生活を送っております。今年もぼちぼちがんばります。ではごきげんよう

ゆく年くる年ご報告(5巡目)

あけましておめでとうございます。
一年とゆーのは大変はやいもので、なんとゆーかあまりにもはやくてなんと表現したらよいのかわかりません。数少ないお知り合いの皆様には、ご無沙汰しております。
2015年は、4月にいわゆる出向状態から本社に復帰したので、海外出張が2回あったり仕事内容が変わったりプロモーションがあったりと変化のある一年でございまして、それなりに楽しめました。例の健康状態もさほど変化なく、まあまあ穏やかに過ごしたわけでございますが、昨年に引き続き最近の健康診断でも「おめー貧血だよ」というご示唆をいただいてしまいました。ひんけつですか。そうですか。レバーやらほうれんそうやら肉やらをもりもり食べるべきなのでしょうか。どれも好きだからいいんですが、そうやってもりもり食べてたら体重の膨張などが結構大変なことになってしまい、うまくいかないものだなあと思う今日この頃です。…ああ、運動ですか。大切ですよね。うん。最近、ウチのテレビのWiiUせんせえ様がつながっていたHDMIの口に黒船Amazon氏のTVチューナーがつながってしまっているんですが(夫の陰謀)、それ取り替えるのがやや面倒なんですよ。ついでにAmazon氏は無料でいろんな映画とか番組とか配信してくれちゃうので、ついうっかりMTVのRidiculousness(バカ映像番組)ばっかり見ちゃって、うんどうがちっともできないわけですよ。どうしてくれるんですか>夫。
ちなみに夫は、昨年は某世界の地域がどっかんどっかんと大変なことになったおかげで、昨年は著しく忙しくなりました。今も後ろで某国情勢について誰かと電話してますけど、こんなことではmuthosyos家の家庭平和まで危機にさらされてしまいますので、世界の平和を本当に心から切望しています。
ちうわけで、今年の目標は「うんどうしてやせる」「せかいのへいわ」に決定しているのですが、来年はよいご報告ができることを願いつつ、今年もみなさんがんばりましょう。

ゆく年くる年ご報告(4巡目)

あけましておめでとうござります。ごぶさたしております。推定3-4名の方くらいへのご挨拶になっていそうですが、みなさま今年もお目通りできましたこと大変うれしく存じます。

うっかりしていたらすでに正月も3日目となりました。昨年はなんとか6年目の検査を無事に終了したものの、血液検査からは「おまえ貧血だ」と言われまして、なんかちょっと不安な感じもしないでもないので子宮系の検査でもせなあかんかと思いつつも、あと歯がちょっと痛いような気がしないでもないので歯医者にいかなあかんかと思いつつも、面倒なのでうっかり行けていないmuthosyosさんです。あいかわらずです。周囲がばたばたとインフルエンザで倒れていく中、とりあえず風邪は引いてません。

昨年は某同業他社(国立)への丁稚奉公も2年目となり、とくに8月に多忙を極めてひーひー言いながらなんとかお山を乗り越え、どうにか年の瀬を迎え、あと3ヶ月したら古巣に戻してもらう約束なのでそろそろ引き継ぎの準備をしなければならん状況にもかかわらず、これまたうっかり今年の休日がなくなりそうな(ほぼ)ボランティアな仕事を引き受けてしまい、すでに後悔しきりとゆー状態です。依頼人からは「たぶん3度ほど後悔するはずだから」とゆわれましたが10度くらいは後悔しそうです。今から言っておこう「私の平和だったはずの2015年週末をきりきり返しやがれ!」と。

昨年はひたすらデスクワークの仕事に邁進しておりましたが、今年は15年ぶりくらいに米国西と東にそれぞれ行くことになっております。無事にかえって来れると良いですね(なぜか他人事)。できたらJAL機内で電子まんがを読ませてくれるといいなあと思いますが、他人の金なんであまり贅沢は言っていられません。まんがといえば昨年は全くまんが祭りが開催できず、というのも対象としたいコンテンツがどうにも見つからないからに他ならないのですが、本日「年をくったせいでヤングなまんがが読めなくなっているのではないか」とゆー仮説が、近所の本屋に詣でた際に夫から発されておりましたので、そーゆーことにしておきましょうか。しばらく待ってみてから読んでみよーかなーというものもいくつかはありましたので、それを楽しみに今年を生きることにします。えーと「ワタシの川原泉」(白泉社)シリーズはコンプリートを目指している最中です。

あっ、四国八十八ヶ所は無事に結願を達成しまして、たぶんきっと弘法大師様のおかげでmuthosyos家は今日も安泰です。次のテーマは「隠れキリシタン」で行こうかとも思うのですが、結末が暗澹としている上に血しぶきでいっぱいなのでやや躊躇中。

では皆様もよい一年をお過ごしくださいませ。

ゆく年くる年ご報告(3巡目)

なんとなく恒例になりました年一でのご報告でございます。みなさまごきげんうるわしゅう。
おかげさまで立派に乳がん発覚から5年目を通過いたしまして、4月よりめでたく無治療状態に突入いたしました。もう、朝にノルバを飲み忘れただとか、診察で長時間待たされただとかの愚痴をゆわなくてすんでおります。まあだいたい、3月に6年目のフル検査、4月に結果報告、10月に診察&翌年の診察予約、というサイクルがしばらく回っていくのでございましょう。いまのところ夫も元気です。

2013年は結構お天気な、いや転機の年でもございまして、4月から東京都おかねもち区の本社より、やんごとない区にある某同業他社に出向しております。そちらの高い(やけに居丈高な)ビルからは、やんごとない住居が上から丸見えです。もちろん、某天空の塔なんかもよく見えます。天気のよい日はふじやまもちゃっかりお目見えです。おかげさまで、初めてこのオフィスにやってくる外国人はみんな大喜び。ばしゃばしゃと写真をとって「こどもに自慢するんだ」などと仰るのでした。

今年は足を折りませんでしたが、肩の調子がよろしくなく、めずらしく9月の夏休みにイギリス旅行(w/o 夫)にいったら四十(五十?)肩に見舞われて左腕がまったくあがらなくなりました。寝返りもできずにうんうんうなってました。たぶん、寒かったからだと思います。すぐには三角巾が入手できなかったので、しばらく仕方なくスーパーのビニール袋を代行三角巾にしてました。ビニール袋にはでかでかと「Please recycle」などとゆう記載があり、友人の失笑を誘っておりました。街を歩けばこどもがじーっと見るし。ええ、さぞかし奇異だったことでしょう。
その約一ヶ月後、今度はリトアニアとゆう国に会議出張に行って、これまた寒さのためかやっぱり肩を壊しかけましたが、前回のイギリス訪問時の教訓にならい「持参した温湿布をはりつけるぞ」「湯船であっためるぞ」作戦を敢行したところ、悪化せずになんとかやりすごしました。くわばらくわばら。

今年のまんが祭りは、5月に「CLAYMORE」(集英社、現在25巻まで刊行中)、12月に「進撃の巨人」(講談社、現在12巻まで刊行中)という豪華布陣にて、無事に執り行われました。どっちも暗ーい設定の話ですが、どっちも長ーい話なところが特徴です。どっちかとゆーとクレイモアの方が好みかなあ。いずれも半分くらいはブックオフ氏のご協力を得ました。あとはグレゴリ青山さんのまんがを集めたりなど。来年もどうかまんが祭りに耐えうるコンテンツがありますように。その前におうちの書棚が破裂しませんように。ぱんぱん(柏手)。

ところで最近はひこーきで電子マンガが読めるようになってるんですね(於JAL)。コントローラーの操作が悪く、読みにくいことこの上ありませんが、長時間のフライトですることないから頑張って読みましたよ。これも時代の趨勢とゆうやつなのですよのう。

ではみなさま、来年もそこそこ頑張るくらいのつもりで参りましょう。







ゆく年くる年ご報告(2巡目)

ひさしぶりにログインしてみましたので年頭のご挨拶をば。もはやお忘れかとは存じますが、記憶の片隅にmuthosyosさんの存在を保持されておられるみなさまにはご機嫌うるわしゅう。
すっかりyahooブログさんの仕様が変わっていてびっくりです。広告がでかすぎます。以前の方がシンプルでよろしかったと思います。これも世の趨勢とゆうやつでしょうか。

昨年は仕事は忙しかったもののわりかし平穏な一年でして、骨折怪我もなく面白みには欠けたかもしれません。夏にはいつもどおり四国遍路愛媛後半編をこなしまして、まあまあご満悦です。来年は香川編です。たぶんうどん食べてます。夫も相変わらずです。
検診も4年目を無事クリアいたしまして、とうとう今年は5年目。あと3ヶ月でノルバデックスさんとおさらばできる予定です。しかし、この5年間とゆうもの飲んだり飲まなかったりして数ヶ月分余りまくった錠剤を今後どうするべきなのか、次回の検診時に主治医の見解を伺う所存ではございます。そのまま錠剤なくなるまで飲めば、って言われたら飲むかも。だって、止めたら止めたで女性ホルモンがドバーっと出始めちゃって大変なことになったら困るじゃないですかせっかく月経痛とかすげー軽くなっていろいろ(以下略)。

正月明けから早々に海外出張が控えていてちょっと憂鬱気味な正月ではあります。まんが祭りも開催できていません。正直、まんが祭りを開催できる(大量の、そして私の食指が動く)素材が発見できなくなっているのが寂しい限りではありますが、それでも12月は「3月のライオン」やら「ちはやふる」やら「海街ダイアリー」やら「風雲児たち」やらといった良作まんがの新刊がたくさん出たのでまあいいこととしようかなと。それにしても「風雲児たち」はいったいいつ終われるんだろう。やっと桜田門外の変にたどりついたものの、明治維新にいくまでに作者様の力が尽きないように祈るばかりです。
※もしも大量未読まんが祭りを欲している方がいらっしゃいましたら「風雲児たち」はどうでしょう。読んでも読んでも終わらないですが読み応えは保証します。

というわけで、とりとめないご挨拶はこのへんで。
2013年、願わくば皆様にとって健やかな年でありますよう。

えーと

昨晩とうとうお風呂に本を落としてしまいました。うっかりかっくり寝てしまいました。がびーん。
ちなみに落としたのは、植島啓司「聖地の想像力」集英社新書, 2000. 再読だったんですけど、あー、もうびちょびちょです。
今年もまんが祭りが開催できるといいんですが、あまり確証がありません。そういえば先週、年に一回のお楽しみ、井上雄彦「リアル」10巻が出ました。緻密に伏線がはられたお話が展開していくので、ある種のカタルシスを感じられるようになってます。それにしても進行おそすぎでしょう。でも岩明均ヒストリエ」よりは早いな。

さて、そんなこんなで公私ともに少々立て込んできました今日この頃。しばらくお休みします。
年末、年度末を無事に越えられるよう、あと合間に診察をはさみながら、でも睡眠時間は確保しながらぼちぼちやっていく予定。薬も毎日がんばって飲みますよ。突起イベントがあったら都度更新するかもしれません。
とても気が早いですが、皆様よい年末年始をお迎えくださいませ。